やっちゃいました
とうとう生まれて初めてです
本当に
頭の中であれこれ思っていたよりも大したこと無いなあ
というのが感想です


ええ別に童貞を卒業したって話じゃありません
そうならいいんですが
何かと言うと事故です
事故やっちゃって手術しました


今はもう家に帰ってこれたのですが
利き腕の右手はまったく使えません状態で
顔を洗ったり排尿する事すら難儀してます


事故の直前にやばいーと思ったことまでは覚えてますが
その瞬間からそれから救急車で搬送されて意識が戻るまでの
記憶が頭を打ったせいでぼんやりしたままです
ピーポー鳴ってる車の中で目覚めてがんがんする頭の疼きと
全身に鉛の錘を吊り下げられたような倦怠感と右手の痺れる感覚に包まれると
自分に起きたことを認識するには充分でした
事故しちゃったという自分の状況がわかると
突如急激な不安感がやってきました
死ぬほどの怪我じゃないことはなぜか直感で分かりましたが
顔を右に向けた先に血まみれで爆発したようにカッカする
手があったことでこのとき自分は腕を切断して一生これから
不具者として暮らすのかという絶望感で押しつぶされそうでした
病院へつくと医者が傷やらの確認をして
レントゲンなど機械であれこれ調べて問診もしました
まず右手の治療からで手の肉がベロンと剥けて骨が見えてたので
麻酔を打って水でジャブジャブ洗ってから消毒して縫いました
麻酔の注射器の針を驚くほど深く手に突き刺したのが印象に残っています
グロいものには慣れてたつもりでしたが自分の手がrottenしたと言う現実に
向き合うことが出来ずこの時実際の傷は見ないように顔を背けていました
縫合し終えてから傷を見たのですが切れたのが直線でない上に
肉が削げて無くなった分凸凹して不恰好な手でした
頭や内臓や骨はまったく大丈夫と言うことで運がよかったねと言われましたが
本当に運のいい人ならこんな厄介事に巻き込まれないよと言い返せるくらい
この頃には自分の有様を理解して深刻なものでないと少し安心しました
痛みは事故直後から病院で治療するまでそれほど痛かったというのが記憶になく
むしろ安静にしてベッドで横になってるときの方がズキズキと体の奥から
湧いてくる苦痛と傷そのものがキリキリし続ける顔を歪めるほどの痛みの方が
強烈でした


事故からの2日間はまるで雲の上に居たような地に足が着いていない日々で
時間の感覚がおかしくてほんの数時間しか経ってないみたいな感じです
今現在は苦労はあっても日常生活をできるくらい回復してきたから
これから自分の生命力に従う事にしたいと思います